検索窓
今日:2 hit、昨日:26 hit、合計:302,340 hit

ページ18

"あー、これ言うつもりなかったのにな"って
濡れたまつ毛を伏せて笑ういのちゃん。


「確かに俺がいのちゃん好きになったのは遅かったよ、でもね、俺後悔してんだよ」

「やっぱり、」

「違くて。
こんなにいい人近くにいたのに、なんで気づかなかったんだろって。
もっと早く気づいてりゃ、もっと長くそばにいられたのにって、後悔してんの」

「ふぇ…大ちゃ…それって?」

「俺だってとっくにいのちゃんを愛してるよ」

「う…ほんと?」

「ほんと。
あ〜いのちゃんの初めてのキスも、初めてのえっ ちも全部欲しかった〜とかって思ってんだよ?だめ?重い?」


ぶんぶんと音がしそうなほど首を横に振ったいのちゃんは、えへへと笑って


「重くない。嬉しい。
大ちゃん大好き!」

「っわあぶね!!」


頭突きする勢いで胸の中に飛び込んできた。


「いのちゃんに何言われたって、重いとかないから。なんでも言ってよ、ね?
俺のお嫁さんになってくれんでしょ?」

「お嫁さん…ふふ、えへへ…」

「なんだよその笑い方」


あーもうなんなの俺のいのちゃん、可愛すぎる!!
綺麗な手を口にあてて、にやにやしちゃってさ?


「大ちゃん」


「なんだよ」

「俺の旦那さんになってくれる?」

「〜〜っやべぇそれ…なる、なるよ!」

「俺早く引っ越ししたい、もっとずっと一緒にいたい」

「おーけ、今月の残り3日は絶対休めねぇけど、ちょっと来月頭の山田の予定聞いて有給ねじ込むわ。手伝わせるわもう」

「ふふ、ひかる怒らせないようにほどほどにね?」


ちゅう、って吸い付くようにほっぺたにキスを落とされただけで、もうかわいすぎてその…むくむくと…


「はあ、中学生かよ俺…」

「あ、だめー。トイレ行ってきて!」

「しねぇよ!」


ひょいといのちゃんを抱えあげて、ベッドに連行する。


「一緒に寝よ、ほら」

「ん、ふふ。大ちゃんの匂いだぁ」

「なにそれ、臭い?気持ち悪い?」

「んーん、いい匂い。気持ちいい」


そう言うと俺の胸にすりすり顔を擦り付けて、うとうとし始めた。


気持ちいいってなんだよ!
変なこと言わないでマジで…

いのちゃんが寝たら、やっぱトイレいこっと…。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (164 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
574人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Shee.(プロフ) - たべっこさん» はじめまして。コメント励みになります、ありがとうございます! (2018年10月17日 6時) (レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - ありいののやりとり可愛くてにやけながら読んでます!続き楽しみにしてます! (2018年10月16日 23時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
Shee.(プロフ) - ちかちゃんさん» ありがとうございます。まだまだ続きそうですのでよかったらお付き合い下さいね! (2018年10月13日 2時) (レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
ちかちゃん - やまひか大好きなので、結婚してるとか夢のようです。ありがとうございます。 (2018年10月13日 0時) (レス) id: be1cc30b1b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Shee. | 作成日時:2018年10月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。