First Kiss 3 (ページ8)

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No.106 ページ8

稜雅side

家の前には着いたけど…誰か人いるかな？

ピンポン押すのにちょっと勇気が…

とか言ってる場合じゃない

”ピンポーン”

母『はーい！え？ A…？』

稜『突然すみません。お店でAさんが熱で倒れてしまって…！』

母『あら！そうだったの…！わざわざありがとう。』

背負っていたAを優しくおろし、お母さんが部屋に運んで行った

母『お礼に良かったらお茶でも飲んでって！ここまで疲れただろうし…』

稜『お気遣い嬉しいのですが…お店の人手が足りないので』

話してみたかったけどね

母『そうなの！じゃあ本当にありがとうございました』

稜『いえ！お大事にしてくださいね』

ふう…緊張した…！

超人見知りな俺だけど頑張ったよね？

それにしてもAちゃんの落ち込んでる理由すごい気になる

少しでも力になりたいって思った

あんなに泣くAちゃんなんて初めて見たし…

なんだかまだ知らない事多いのかなーって

あ、やばい！考え事してる場合じゃない

早く戻らなきゃ！