明日の夜もあの月の下で、

三日月 ページ5

悠斗視線




ガラッ

『天宮！ちょっと来て！！』

えっ?!なに?!

なんか、女子の群れが俺を廊下に引っ張った

その先には俺が昨日コクった吉田さんがいる

吉「天宮！あのさっ！その、昨日の奴さ//全部冗談だから〜！ｱﾊﾊｯ!あの、だからさっ！付き合うの...いいよ//」

は？

『ほらっ！天宮！よかったんじゃん！』
『ヒューヒュー！』

悠「そう言うのいい」

吉「は？」

悠「お前みたいなクソ女。もう好きでもなんでもねぇから！」

吉「なっ！」

悠「じゃ、戻るわ」

『うわぁ！なにあれー！！』
『天宮って顔いいと思ったら最低じゃーん！！』

うっせーよ！

ガラｯ

遠「天宮！」

遠藤？

こいつは俺の小学校からのダチの遠藤

遠「吉田の件大丈夫だった?!」

え？

悠「しってんの？」

遠「あいつらがめっちゃお前がコクったってバカにしててさ、そしたら大谷が"でもあいつ、小学校でモテモテだったぜ"って、言ったんだよそしたら慌て出した」

大谷も小学校からのダチだ

ってか、は？

悠「大谷の奴なにを根拠にそんなことw」

遠「お前、顔いいからなぁ。羨ましｯ」

え？俺、ほんとにモテてたの？

遠「でも、勢いで付き合ったりしちゃった？」

悠「しねーよwあんなクソ女w見た目に騙された俺がバカだった」

遠「よかった！天宮が付き合っちゃってたらそれこそやばかったよ」

悠「ありがとな」

遠「おう！」

俺はいいダチをもったんもんだ

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