明日の夜もあの月の下で、

神無月 ページ19

悠斗視線




けれど、俺は止まれなかった

悠「俺は母さんになにもしてやれなかったｯ!!俺はｯ!!俺はｯ!!」

ﾊﾞﾁﾝｯ!

いきなり頬に痛みを感じた

驚いた。だって俺は大空にビンタを喰らったのだから

そして、大空は涙を流していたから

大「ねぇ？ちがうよ？お母さんは悠斗君を困らせたくて黙ってたんじゃないｯ!お母さんは悠斗君に普通にしていて欲しかったんじゃないの?!自分のせいで家族が苦労するのがやだったんじゃないのかな？だから悠斗君はさ、お母さんが無事だって祈ってあげてよ!!」

そうか

悠「ごめん。俺、可笑しくなってた、ありがとう！大空！」

俺は大空に満面の笑みをみせた

ピーーーーーー

ｶﾞﾀｯｶﾞﾀｯ

っ、

『天宮さん、もう大丈夫だって。悠斗君』

よかった。

俺は大空の方を見て笑った

真「悠斗!!母さんは?!」

遠くから真菜が走ってきた

すると、大空はまたねと言って行ってしまった

俺は真菜に

悠「もう大丈夫だって！！無事だったって！！」

そう笑顔で伝えた

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