開生中学の日常【短編集】

やらかしたこと＊1 ページ7

陵視線



今は秀明のカフェテリアにいる

そして、"僕"に向けられる６つの視線。

そう、なぜか僕は探偵チームの立花さんを除いたメンバーからここに呼び出されたのだ。

いや、なぜかじゃない。なんとなく理由は自分でもわかっている。

若「落合、今日お前をここに呼び出したのには訳がある」

おう！もういつでもこい!!身構えは出来ているんだ!!

そう思って緊張しているといきなり若武の目がキラッと輝く

若「アーヤと同居してなにしたんだよ!!なにかしらやらかしただろ?!全部吐くんだ!!!!」

や、やっぱりそのことですよねぇ!!!!

俺は１つ１つ思い出してみた。

だが、悔しいことにいくつかあったんだ。やらかしたこと。

そして、見逃さなかったんだ。あの人は

黒「これはなにかあったっぽいね」

冷静っぽくいう黒木だったが、ちょっと怒りも感じられた

俺ほんと運が悪い...。よりにもよってこの人達の姫だったなんて

小「落合、話さないの？」

いつも優しい小塚も怒っていた

話します！話します！

俺は深呼吸をしてから話し出した。

陵「その...抱き締めた。」

『『『『『『はぁ?!』』』』』』

陵「い、いや!!あれは一種の事故だったんだよ!!」

「その事故とやらを全部話せ!!」
「他にもなんかしてそ...」

うっ、

陵「ぼ、僕さ、寝起きに目の前に女の子が現れると抱き締めちゃうって癖があるんだよ、ね。」

僕がそう言うと"は？"と言われる

陵「で、抱き締めてそのまま寝た。」

「アーヤ抱き締めて寝たのか?!」
「ちょっと、若武一旦黙れ。絶対続きあるよ」
「ほんとだ。まだあるって顔してる」

どんな顔だよ！それ

陵「そして、立花さんが起こしてくれたんだけど、驚いてそのまま立花さんと一緒に...倒れた。その時はこれで終わり、」

「若武！こいつ死刑だ!!」
「なにがなにもしてねぇだよ!!」
「ってか"その時は"ってことはなにか他にもあるんでしょ？」
「おまえ！これ以外にもなにかしたのか?!死刑じゃ済まされねぇな!!」

死刑は勘弁してくれ...!!

＊2→←あとがき

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