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奈々視線
そして、なんだかんだで放課後。
陵か美門から伝わったのか、先輩に今日は帰っていいと言われた
だからのんびりと歩く
すると、
『あの子誰?!可愛くね?!』
『えっ、まって!あの子って前に黒木と上杉といるとこ見たんだけど!』
『え、マジかよ。叶うわけねぇじゃん。』
誰かいるのかな?
その人達の視線の先を見ると...
彩「あっ、奈々ちゃん!」
彩ちゃんがいたんだ
最初は美門とか陵に用事かなとか思った
けど、彩ちゃんは私に気付くと私の方へ歩み寄ってくる
けれど、あまり嬉しくはなかった
羨ましくて、つい嫌だって思ってしまう
彩「ごめんね、急に、実はね、私バレー部のマネージャーやることになったの。でも、あんまりルールとか分からないから奈々ちゃんに聞きたくって。いいかな?」
どうせ今日は暇だ
それに私だってマネージャーの意地がある
奈「いいよ」
断ったら私が教えられないみたいでやだった
すると、花が咲くように笑顔になる彩ちゃん
彩「よかった!ありがとう!」
すると、周りにいる男子の大半が顔を赤面させていた
彩ちゃんはそんなことお構い無しに私の手を掴んで"行こう"と言って歩き出す
それで、近くの人気のない公園のベンチに二人で座った
彩「まずスポーツドリンクなんだけど...」
その言葉で今日の出来事がまたフラッシュバックする
奈「...なんで。」
彩「え?」
奈「っ、なんで私に聞くの?!そんなの陵に聞けばいいじゃない!!」
しまった。って思った
彩ちゃんは悪い人なんかじゃない。分かってるのに...
また涙が溢れてくる
彩「うん、そーかもしれないね。」
彩ちゃんは全く傷付きもしないで空を見上げていた
彩「でも、落合君ってすごく優しいでしょ?落合君といるとなんかね、安心する。けど、これでいいのかなって思っちゃうの。このまま頼ってていいのかなって」
私は思い当たりがあった
陵が私を助けてくれた。だから陵の役に立ちたくてマネージャーになった
彩「奈々ちゃん、良かったら話さない?」
奈「っ、うん!」
私は彩ちゃんにあったことを伝えた
彩ちゃんが羨ましかった事も全部
で、彩ちゃんも陵や美門との事とか話してくれたんだ
とっても楽しくて、涙なんてどっかにいっていた
奈「彩ちゃん!良かったらまた話さない?」
彩「うん!!また話そう!!あ、あと」
"マネージャーの話し実は嘘なの"
私達はつい声を出して笑っちゃった
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ぽわぽわ?(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!!!直してきますね! (2020年4月9日 15時) (レス) id: 13ca5979d4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - アーヤはよごれてないけど が、 アーヤはよごろてないけど になってます。 (2020年4月9日 15時) (レス) id: 331ddf8f4c (このIDを非表示/違反報告)
ぽわぽわ?(プロフ) - ちよな♪さん» ね!天然コンビいいよねー! (2020年4月4日 17時) (レス) id: 13ca5979d4 (このIDを非表示/違反報告)
ちよな♪ - 天然コンビ最強!←だから入るな (2020年4月4日 17時) (レス) id: 2a746991a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちよな♪ - わったしっも〜!←話に入っちゃう人 翼彩推し(≧∀≦) (2020年4月4日 17時) (レス) id: 2a746991a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽわぽわ👾 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時:2020年3月22日 15時