開生中学の日常【短編集】

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陵視線




すると、小塚がハンカチを差し出したんだ

女子の方はさっきまで泣いていたのにも関わらず赤面して小塚を見つめている

あれ、もしかして...

もう新しい恋を見つけた感じ？

『あのっ！好きです!!付き合ってください！』

いや、切り替えが早すぎるよ。

上「女子の好きの基準ってなんだよ。」

上杉は口をあんぐりとあけて呆れていた

確かに抱き付いてきてたしね。

小塚は驚いて固まっていた。

そして、言ったんだ

小「ごめん、僕君と初めて話したから付き合うことは出来ない。」

『でも！好きなんです!!』

困った顔をする小塚。

うん。積極性だけはすごいと思うよ。

小塚が頑張って説得するも、女子は大泣き

翼「小塚の性格じゃ逃げれなさそうだね。」
上「ほっときゃいいのに」
陵「小塚は上杉とはちげーの」

そんな事を話しているとそこに黒木が通りかかったんだ

黒「小塚、どーしたの？君、立てる？」

『私、好きなんですｯ!!!付き合ってください！』

その言葉を聞いて全てを把握したように黒木が女子の前にしゃがみこんだ

黒「泣いてるとせっかくの可愛い顔が台無しだよ？」

すると、王子様のような笑顔を決める黒木

うわっ、カッコいい

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