開生中学の日常【短編集】

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上杉視線



俺と若武はなにを言ってるって感じだった

けれど黒木が"あれか"と言った

黒「サッカーチームＫＺのレギュラーメンバーの投票やってるんだ。次の試合で活躍しそうな奴に投票する。まぁ、人気投票になってるらしいけどね。」

すると、若武は目を丸くする

若「それ、１位になったらなにがあるんだ？」

黒「１位になって活躍したらカフェテリアドリンクが１年無料になる」

結構いいじゃん。

若「絶対俺だ!!みんな俺にいれてるに違いない!!」

自信満々に言う若武

それはほっといて俺は立花を見る

まだその場でしゃがみこんでいた

俺は立花に手を差し出す

上「それ持っててやるから一回立ち上がれ」

俺は立花から段ボールを奪い取る

これ３箱って考えると結構な重さになる
先生ひどすぎるだろ。

立花は一瞬驚いたように目を開いたが素直に俺の手に捕まった

彩「ありがとう！」

そう言って俺から段ボールをとろうとしたが俺はそれを避ける

立花はまた目を見開く
彩「え、えっと」
上「これ俺持つからいいよ。」

立花が戸惑っていると落ちている２つも黒木と若武が持ち上げた

彩「えっ、いいよ！皆は練習でしょ？」

確かに３人で行く必要はないし、立花が頼まれたことでもある

若「じゃあジャンケンして、勝ったやつがアーヤと事務室行くぞ」

そしてジャンケンする

結果は若武チョキ、黒木チョキ、俺グーで俺の圧勝

若「なっ！」
黒「残念だけど上杉、姫を任せたよ」
上「ん、行くぞ。立花」

俺はもう１つ箱を積んで立花と歩き出す

少し嬉しくなったのはバレてねぇといいけど。

そして、事務室に向かう途中その投票とやらをやっている所をチラッと目撃

そこには大きく俺達一人一人の試合中にとったであろう写真が大きなポスターになって貼られていた

あれ、はずすぎるだろ...。

彩「なんかあの上杉君楽しそうだよね」

俺は意味が分からず立花を見ていると慌てだす

彩「な、なんか生き生きしてるなって思って！」

上「そーか？別に普通じゃね？」

彩「私はカッコいいと思うけどな...」

えっ//

彩「あっ//」

こいつ、俺の事カッコいいって言った?!

俺は恥ずかしくなってそっぽを向く

不意討ちはずりぃ//

そして、事務室に行けば江川先生がいた←名前あってるかわからない(;＞_＜;)

俺達を見ると驚いたように見てくる

『そーか、お前達仲良くなったか』

特別クラスでお世話になってた先生だから俺の事をよく知ってる

俺達は目を会わせて笑った

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