開生中学の日常【短編集】

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奈々視線



奈「い、いいよ。で？今回は何点だったの？」
陵「な、7点...。」
『お前ほんとどーやって開生入ったんだよ。』

この人はバレーボールのために頭よくなって開生に来た感じだ。

だから普段のテストは大抵一桁という悲しい状態で先生にめちゃくちゃ怒られている

ｶﾞﾁｬｯ

翼「陵？トスあげてほしいんだけど」

部室にひょこっと顔を出したのは美門だった

１年はこの二人しかいないんだ

陵「うん！いいよ！」

すると、飛び出していく陵

ｸﾞｲｯ

へ？

見れば陵が私の腕を掴んでいた

陵「ほら！奈々も！ボールあげてよ！」
奈「わ、わかった」

そして部室から出ると２年の石井先輩と園川先輩がいた

『あ、奈々ちゃん！今日も天使だわ!!』
『ってかまた陵独り占めかぁ？俺も奈々ちゃんと喋りたい。』

すると、陵は先輩達にあっかんべー

陵「早い者勝ちなんですよ!!奈々だって俺との方がいいよねー？」

えっ？

すると、石井先輩も出てくる

『奈々ちゃんは俺達と楽しく話したいよね〜？』

えっ?!

これはどーすりゃいいんだ...。

「じゃあ」

ｸﾞｲｯ

翼「岸本は俺が貰ってくね」

イタズラっ子のような顔で美門がそう言うと私引っ張って体育館に行く

奈「ほんと、美門ってタイミングいいよね。」
翼「そう？でも岸本連れてくれば陵も来るだろうし、皆こねぇからつまんなかったし。」

あ、１人が退屈だったから来たんだw

そう思っていると、

ﾊﾞｯ

なにかが私達の真上を飛び越える

ｷｭｯ

そして、目の前に着地したのは陵だった

ほんと、すごいジャンプ...。

翼「お前なぁ...」
陵「早く練習しよ!!」
奈「はいはい、」

あ、ちなみにバレー部員はこの６人だけ

ほんと試合にぎりっぎり出れる感じ前までは美門もいなかったから試合も出れなかったんだけど、もう少しで練習試合があるから楽しみだ

そして、その練習試合の相手が"浜田"なのだ。

なんと美門の母校?という奇跡

美門に恥をかかせる訳にもいかない！
ということでもう練習中です！

けれど、問題点が１つある。
それは、

『落合！！！！』

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