悪魔との復讐は終わらない

悪魔の契約22 ページ23

芽衣視線



そして、放課後。

芽「貴方、そんなことも出来るの?!」
颯「まあな。悪魔なめんなよ.......結構体力使うけど」
芽「......ダメじゃん。」
颯「あ"？」

今私達が企んでるのはここにいる人達の動きを封じる事

颯真は悪魔パワーでそんな事も出来るらしい

ほんっとに腹立つけどお願いする事にした

颯「じゃあ、いく『ねーねー!!ここら辺じゃなぁい？』

颯真が悪魔の姿になろうとした途端に凄い量の生徒が集まってくる

な、なに?!ここいつも誰も来ないじゃない!!

颯「あっぶねー。本当の姿を大公開するところだった」

うん、バレたらこの復讐が出来なくなる

颯「でも、これどー考えても二色彼方の仕業だろ。」

なっ!!あの人達のせい?!

颯「と言う事は...こりゃ不味いな。行くぞ、芽衣!!」

そう言って私の腕を掴んで走り出す颯真

芽「な、なにが不味いの?!」

颯「二色彼方は俺達の動きをこうやって封じてるんだ。つまりあいつらは今動き放題。」

芽「テストが危ないってこと?!」

颯「分かったんならあんたも走って。完璧なら余裕だろ」

カッチーン

私は颯真の腕を振り払って颯真を追い越す

芽「えぇ!!余裕よ!!」
颯「へぇ、じゃあこれでどう？」

そう言って私を追い越す颯真

そして、私はまたそれを追い越す

そしてまたまた颯真がって続く

そんな時だった

セ「あー！こんな所にいたんだぁ」

見ればセリナがほうきみたいのに乗って私達を見下ろしていた

颯「現れたなっ.....!!」

すると、颯真の目の色が赤く染まる

え?!何ここで悪魔の姿になって!

それで私は颯真の翼を掴む

颯「おい!!その手退けろ!!」
芽「早く人間の姿に戻って!誰かに見られたらどうするつもり?!」
颯「んなのどーだっていい!」
芽「良くないからｯ!」

やっぱりセリナを見た途端颯真が可笑しくなった気がする

セ「へぇ、やっぱり颯真君。私の事覚えてるんだぁ」

え？

二「金沢芽衣。」

見れば二色彼方がこちらに歩み寄ってきている所だった

二「そいつがここにいる本当の理由をお前は知ってるか？」

えっ、

颯「っ、黙れｯ!!」
二「教えてやるよ。そいつはな」

ﾊﾞｯ!

すると颯真が二色彼方に掴みかかった

颯「黙れって言ってんだよっ...」
二「ｸｽｯそんなにトラウマだったの？」

そんな颯真を二色彼方は余裕そうに見ていた

そして私の方を見た

二「金沢芽衣。残念ながらテストは頂いたよ」

私は目を見開いた

二「取り返してみろよ」

そう耳元で囁いてこの場を去っていった

悪魔の契約23→←悪魔の契約21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す