52話 不運の歯車 you side ページ8
Aside
修也にとっさに言った言葉。
思ってもいないことを言ってしまった。
席替えアンケートも修也の顔を見ていられないから、仲の良くない人のところに名前を書いてしまった。
翌日学校に行けば教室は大騒ぎ。
花子：「修也様の斜めだわ！」
遥：「私は修也様のお隣！」
女子の中では大騒ぎ。
私はと言うと修也からすごく離れた席。
これでよかったんだ。
秋：「A...。」
A：「ごめん秋、今日部活には行かない...。」
授業を終えた私は秋にそう言って教室を出た。
1人ぼっちの通学路。
本当はいつも隣には...。
涙があふれる。
なんで素直になれなかったんだろう。
完全に私が悪いのに。
拭っても拭っても溢れる涙。
涙で滲む視界。
自分が嫌で嫌で仕方ない。
私は走った。無我夢中で。
涙で滲む視界で私は気づいていなかった。
自分が赤信号で道路に飛び出したことに。
「A！！！！！！！！！」
誰かに私の名前を呼ばれて気づいた。
目の前までトラックが走ってきていることに。
足がすくんで動かなかった。
キキキーーーーッ！
ブレーキの音。それと同時に強い痛みが私の体に走った。
体中が痛い。
「A！A！」
誰かが懸命に私の名前を読んでいる。
この声は...。
修也だ...。なんでここに...。
修也：「救急車をお願いします！」
通行人：「わかりました！」
A：「な、なんでこんなところに...。」
修也：「木野に様子がおかしいから帰りを見守るように頼まれたからだ。」
修也の目には涙が滲んでる。
そしてここで私の意識はなくなった。
道路には黒ずんだ血液と通学カバン。
修也：「A！おい、しっかりしろ！おい！」
ポタポタと落ちる涙。
修也：「俺が放っておかなかったら、こんなことには...。」
ピーポーピーポー
救急車のサイレンが鳴り渡る。
トラックがぶつかる瞬間思った。
「私きっと死ぬんだ。」
謝れず、気持ちも伝えられないまま。
私は今自分がどんな状況に置かれているかわからなかった。
わかるのは
自分がひかれたこと。
修也がいること。
私死ぬのかな...。
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みなみ(プロフ) - みほさん» きまぐれ更新でだいぶ待たせてしまいました…🥺たまたま占いツクールからメール来てたのが目に止まって存在を思い出しました🥲自分が何書こうとしてたか覚えてないんですけど、頑張って書き続けてみます✏️ (12月7日 1時) (
レス) id: 71282e02b1 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！！ずっと待ってました！！！嬉しすぎて泣きますᴛ.ᴛこれからも楽しみにしています！どうか続けてください😢🙏応援しています🥰🔥⚽ (12月7日 1時) (レス) id: 7870bc3a58 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます(*≧ｖ≦) お褒めいただきありがとうございます！もう更新したくてうずうずしてます( ´^` )お互い頑張りましょうね！ (2021年2月3日 23時) (レス) id: 42c5293b3b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - Emiriさん» ありがとうございます！亀さん更新なんですけど少しずつ書いていくので楽しみにしててください！ (2020年10月6日 18時) (レス) id: 3499dce2fb (このIDを非表示/違反報告)
Emiri(プロフ) - このお話大好きです！続き楽しみにしてます！！！ (2020年10月1日 23時) (レス) id: 0edbd1dfc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2020年3月11日 0時
