49話 ラブレター事件 you side ページ5
Aside
今日は修也は日直で私とは別に登校して行った。
私も遅刻しないように家を出る。
秋：｢おはよう！｣
A：｢おはよう！｣
秋と会い一緒に登校する。
校門を通り玄関へと向かう。
その途中。
秋：｢あれ、豪炎寺くんじゃない？｣
秋の指さす方向には修也がいた。
玄関の横の木の裏。
なんであんな所に…？
そして私はすぐに察した。
女の子が見えた。
秋：｢あっ…。｣
女の子は少し顔が赤く手には手紙を持っていた。
A：｢ラブレターかな…？｣
胸に何かがチクリと刺さるような痛みが走る。
秋：｢豪炎寺くんココ最近人気だもんね｣
A：｢ごめん、秋、先に行く。｣
私は走り出した。複雑な気持ち。
私は席につき机につっ伏す。
修也の顔が見たくない…。
修也がモテる事くらい知ってる。
好きな子も沢山いる。
私はその中の1人なだけ。
いつも近くにいたせいか考えてみると余計に胸が締め付けられた。
そこに修也が席に戻ってきた。
ズキンと胸が痛む。
修也：｢A、おはよう｣
どうしても話したくなかった。
私は無視をしてしまった。
A：｢ごめん、調子悪いから保健室いくね。｣
私は修也に作り笑いをしてそう言った。
修也：｢体調悪いなら俺もついていく｣
私の腕をつかむ。
A：｢離して…｣
私は修也の手を振り払って教室を出た。
向かった先は屋上。
涙で視界は滲みよく見えない。
そう私は片想い。
修也は幼なじみの私によくしてくれているだけ。
現実を突きつけられた気がした。
想えば想うほど辛い。苦しい。
きっとこの感情はラブレターをもらっていたことへの嫉妬。
そんな自分が憎かった。
ガチャ！
ドアを開け音。
修也：｢A！｣
私の名前を呼ぶ修也の声。
慌てて涙を拭き返答する。
A：｢なーに？｣
修也：｢授業サボってどうしたんだよ、保健室行っても居ないし｣
A：｢授業受けたくなかっただけ。｣
私の口から嘘が出る。
A：｢そう言えば今日、女の子から手紙もらってたね。｣
修也：｢あ、あぁ、見てたのか。｣
A：｢くれた子には返事してるの？｣
修也：｢返事は返すのが礼儀だから貰ったものにはちゃんと返事を書いている。｣
A：｢へぇ、他にも貰ってるんだ。そんなの知らなかった。｣
そう言って私は屋上から走って出ていった。
私はその日から修也を避けるようになった。
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みなみ(プロフ) - みほさん» きまぐれ更新でだいぶ待たせてしまいました…🥺たまたま占いツクールからメール来てたのが目に止まって存在を思い出しました🥲自分が何書こうとしてたか覚えてないんですけど、頑張って書き続けてみます✏️ (12月7日 1時) (
レス) id: 71282e02b1 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！！ずっと待ってました！！！嬉しすぎて泣きますᴛ.ᴛこれからも楽しみにしています！どうか続けてください😢🙏応援しています🥰🔥⚽ (12月7日 1時) (レス) id: 7870bc3a58 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます(*≧ｖ≦) お褒めいただきありがとうございます！もう更新したくてうずうずしてます( ´^` )お互い頑張りましょうね！ (2021年2月3日 23時) (レス) id: 42c5293b3b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - Emiriさん» ありがとうございます！亀さん更新なんですけど少しずつ書いていくので楽しみにしててください！ (2020年10月6日 18時) (レス) id: 3499dce2fb (このIDを非表示/違反報告)
Emiri(プロフ) - このお話大好きです！続き楽しみにしてます！！！ (2020年10月1日 23時) (レス) id: 0edbd1dfc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2020年3月11日 0時
