隣の部屋にいる絶対王子様 part９

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涼介と喋りながら買い物をし、家に帰る。




車を運転して10分ほど。



荷物は涼介が持ってくれて。




山田「お風呂洗うね」



「ありがと。
じゃあ私は晩御飯の準備するね」



私は腕の裾をまくり、洗い物をする。



マスカットの匂いが好きで何度もリピートしてる石鹸だ。



汚れも落ちるし、一石二鳥。



なんて考えていると、洗い物がすべて終わる。


冷蔵庫から野菜を取り、切っていく。


その間にお湯を沸かし、ダシをとる。




山田「終わったよ〜」



「ありがと。
休憩してていいよ」



涼介にそう言い、お茶を渡す。



山田「ありがと。
あ、そう言えば明日から俺、ツアーの会議があるから。」



「夜遅くなりそう？」



山田「遅くなりそうだったら連絡する。
でもそこそこ遅くなるかも。」


そっか。と言い、沸騰したダシを入れたお湯に、ワカメと豆腐を入れ、味噌汁を作る。




山田「まぁ明日はそこまで遅くならないと思うよ。
事務所でするし時間はかからないと思う。」




アイドルって大変だなぁ。なんて改めて思う。




仕事柄、俳優さんや、タレントさん、アナウンサーなどを見てきた。



今年初めてアイドルの仕事を見た。



数週間だが、アイドルの仕事をわかったつもりだ。


雑誌の撮影が多い。



ほんとにこれは思う。



まぁ仕方ないか。


私はお味噌を溶かしながらそう思った。

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