隣の部屋にいる絶対王子様 part９

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撮影も終わり、すぐに帰らしてもらった。



もちろん、説明済み。




今は６時




涼介、帰ってきてるのかな。



そんなことを思いながら車をマンションの駐車場にとめる。




エレベーターですぐに上がり、部屋に。




鍵を開けると、靴が３つ。



帰ってきているし、来ている。




私は鍵を棚において、少し足音を小さくしてリビングに。




ドアノブを握って、少し深呼吸。




下に下げて、ドアを開ける。




「ただいま....」



そう言うと驚いたように３人が振り返る。



私はカバンを置いて、コップに水を入れる。




山田「ちょ、そんな格好で今日行ったの？」



今日の格好はオフショルダーの花柄ワンピに、茶色のベルト。



グレーのカーディガンだ。




髪は左右を編み込みにしてハーフアップ。




普通じゃない？




知念「あのさ、Aちゃん」




ソファーに座っている知念くんに声をかけられた時、電話がかかってくる。




私は机にコップを置いて、スマホを。



「ごめんね。」


相手を見ると雄だ。



雄『もしもーし』



「なんかよう？」



私は廊下に出て話す。



雄『なに怒ってんの？
まぁいいけど。

明日の撮影無くなったから。』



「それだけ？」



雄『だけじゃないけど....。


どうしたの？機嫌悪いの？』



「機嫌悪くないし。
てか雄、これからラジオって言ってなかった？」



確か、そう言っていた気がする。



佑茉ちゃんとゲストとして出るはずだ。



雄『うわ！マジだ！
じゃ、そういう事で！』



私は少し溜息をつきながらリビングに戻った。

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