隣の部屋にいる絶対王子様 part８

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帰宅ラッシュと重なり、少し道路が混み合う。




その時間を避けたいため、近くのケーキ屋さんに入る。




ここのケーキ屋は１度買ったことのある所。




イチゴがたくさん乗っているケーキと、モンブラン。



あと、チョコレートケーキを買う。




買った頃には道路も空いていて。




助手席に乗せて車を動かす。



順調に車を走らせることができ、数分でマンションについた。



車を止め、スマホをカバンから出す。




涼介のアドレスをタップし、電話をかける。



山田『もしもし〜』




「もしもし〜じゃないよ、寝てたの？」



山田『いや？テレビ見てた。』



「荷物多いから、降りてきてほしいんだけど....」



そう言うと、すぐ電話が切れる。



降りてきてくれるのか。




私は車から降り、荷物をおろす。




ケーキを持ち、カバンを肩にかける。



すると、涼介が息を切らしながら来た。



山田「どれ、持てばいい？」



「んー。
あ、その袋持ってくれたらいいよ。」


私が指さしたのは、クッションや人形の入っている軽い袋。



山田「やだ。
キャリーバックかして」



と私の持っていたキャリーバックを取った。



「ありがと....」



少し小さな声で言う。


涼介は笑顔で頷く。



私はケーキを潰さないよう工夫しながら持って上がった。

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