隣の部屋にいる絶対王子様 part８

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雄が場所を変わり、涼介が前に。



斜め前に有岡くん。横に雄がいる。




「有岡くん。LINEありがとうね。
責任を負ってるようだけど、有岡くんのせいじゃないからね。」



私は少し微笑む。



有岡くんが頷いたのを見て、私は涼介に向き合う。


山田「跡美とどんな関係なの？」



「中学の時の友達。
まぁ、言えば腐れ縁ってやつ。」



山田「そっ」



私はカレーを口に含み、少し考える。



みんな、なんで涼介のことわかるんだろ。



プロデューサーもそうだった。



山田「昨日、どこに泊まったの？」



「実家だよ。
友達家なんて行けないし。」



姉ちゃんとこなんて論外。



「涼介、ごめんなさい。

叩いたところ、大丈夫？」


山田「大丈夫だよ。
俺こそごめん。
不味いなんて嘘。
イチゴジャムを食べなかったのは、たまたま食べれなかっただけ。
ごめん、ほんとごめん。
全部俺が悪い。」



たまたま。



まぁそうかもしれない。



最近朝ごはん食べていなかったし。


「いや、私が悪いよ。
ほんとごめん。」




山田「いや俺が悪いんだよ。」



私達は目を見合わせて笑った。



「ずっと続くよ、これ。」


山田「だね。
跡美、ありがとう。」



雄「いやいや、いいよ。
それより大貴、Aに言うことあるんじゃなかったの？」



有岡くんを見ると、お箸を置いて私の方を向いていた。



有岡「ごめん。俺、いろいろとショックだった。
メンバーが報道されたからかな。
ほんとにごめん。」


「謝ってくれてありがとう。」

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