隣の部屋にいる絶対王子様 part４

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「初めてじゃない？こうやって並んで最初から作るの。」


山田「そうだね〜。
最近はどっちかが作る。って感じだったよね。」



たぶん、メンバーさんには聞こえていない。




「演技って大変だね。
短時間で結構頭使っちゃった。」



サラダを切る私。



涼介はお肉を炒めている。




山田「でも結構いいと思うよ？
自然だし、嘘ついていない感じ。
ま、身長のことはショックかな」




と少し苦笑する涼介。



「ごめんごめん。
でも、本当に涼介にピッタシのエプロンでよかったよ。
少し演技の休憩？が出来るしね。」



向こうでトランプを楽しんでいるみんな。




山田「今日、結構不安だったんだ。
メンバーにバレるんじゃないかって。」




「そうなの？」



山田「うん。
結構ああ見えて、観察力が凄いやつとかいるからさ。
だけど、Aのちょっとしたフォローとかで助かってるよ。ありがとう」



涼介から素直にお礼を言われたのは初めて。



「ううん、こちらこそありがとう。
結構楽しめたし、いい思い出だよ。」


山田「ところで、あのお兄さんの写真どうしたの？」



涼介には姉が１人。と言っているため、不思議がっている。




「あぁ...。
あれね、お姉ちゃんが大学生の時、巫山戯て男装していた時のやつだよ。」



小声でそう言う。



男装。なんて聞こえたら終わりだからね。



山田「マジで。

やばいなぁ〜」



少し感心する涼介。


「ま、男装だけが取得の姉だからね。」

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