隣の部屋にいる絶対王子様 part３

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「涼介、次いつ休み？」




スマホを触りながら聞く。



山田「んー。明後日かな。」



明後日。




「わかった。
その日の夜に話すね。」



涼介は何を？って顔をしてる。




私の、高校の時のこと。





全て。



隠さず。




山田「なにかわかんないけど、話したくなかったら話さなくていいよ？」




「ううん。

話さないといけないこと。



話さないと、前に進めないから。」




涼介はゆっくりと頷く。





「もう寝ないとね。」



１２時になるかならないかの時間。




山田「そうだね。おやすみ」



「おやすみ」




部屋に入ると、どうしようもない時間が流れる。




ベッドに座り、スマホを机に置く。




もう、あのことから逃げては行いけない。




前に進まないといけないんだ。




「前に、進む....。」




涼介をあの子達から守らないといけない。




涼介が受け入れてくれるか、





離れていくか。





それだけだから。

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