隣の部屋にいる絶対王子様 part３

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ソファーの上で落ち込んでいる涼介。




「....どんまい」



なんて肩に手を乗せる。





山田「なーんて。落ち込まないよーだ！

まだまだってことだもん。これからもっと有名になってくからね、俺らは」




なんて自信を付ける涼介。




「私もその支えになれたらいいな....。」





なんていつの間にか口に出していて。




口に手を当てる。



涼介はまっすぐ私を見ていて。




「いや、これはその....。」






なんて焦る。




なんで勝手に喋っちゃったの。私！！




山田「ありがとう。そう思ってくれて嬉しいよ。
俺も、Aに支えてほしいな。」





涼介の笑った顔に、顔が赤くなるのがわかる。



なんで、だろ。





急に恥ずかしくなった？



いや違う。



涼介のこと...。




山田「あ、LINE返さないと」




涼介はスマホを開く。




LINE？



あ！



「やっば！」



私もスマホを開き、LINEを見る。




やっぱり。



勝手に話が進んでる.....。




見ていると、私の家と出ていて。




無理だし。




私の家は却下。




とだけ送る。




涼介もいるし。




そんなの無理。




すると、すぐにLINEが帰ってくる。




毒舌のあの子から。




(毒舌)『実家系？』



実家じゃないけど、涼介がいるんだよ。



A『こっちにも色々事情があるから、私の家は無理。』




(明るい子)『イイじゃん、Aの家でさ。

どうせ一人暮らしなんでしょ？
部屋が汚いとか？』



明るい子から。



なんて言おう。




涼介の方をチラッと見ると、涼介もなにか焦っているようで。




A『とりあえず無理。
絶対無理。家に来ても追い返すから。』



そう送り、LINEを閉じる。

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