隣の部屋にいる絶対王子様

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「そう言えば、私、明日も朝早いからね？
涼介何か仕事ある？」



山田「んー。夜中だから、勝手に出て行くよ。」



夜中か。



「ラジオ？」



山田「そうだよ」



ラジオか。



さすがにラジオのスタッフはしたことないかな。





グツグツ煮込んでいると、電話が。




スマホを取り出し、見てみると、伊野尾くんで。




「もしもし？どうしたの？」




涼介に口パクで誰？と言われた。



私も口パクで伊野尾くんと返す。




伊野尾『明日、局に居る？』




「いるけど、どうかした？」



伊野尾『メンバーの誰か誘って、めざましに行こうかなーって』




どんなこと考えてるんだよ。



涼介はスマホを触って、メールを見ていた。



誰か。とは、涼介みたいで。




「そんな、折角の休みなんだし大事にしなよ」



涼介のことも考え、そう言うと、




伊野尾『だって、Aと話したいんだもん。』




......。



今なんと？




「へ？」




山田「鍋なべ！」




見てみるとぶくぶく沸騰していて。



伊野尾『ん？誰かいるの？』



「しぇ、シェアハウスしてる友達！」



火を消し、お皿を出す。



「ごめんね、今からご飯だから」



そう言い切る。



山田「いのちゃんなんて？」




「私と話したいから行きたいだって。」




お皿に盛り付け、ダイニングに置く。



山田「いのちゃんもいのちゃんだね。
いただきまーす」




ほんと、アイドルといたら、心が持たないよ

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