検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:24,239 hit

04-18・言い淀む依頼内容 ページ18







「ん。」




「ありがと。……まっず!」




大野に出されたお茶を飲んだ生田が思わず
顔をしかめる。




「っにこれ、」




「ん?んー、櫻井茶……かな?」




「っにそれ、まっじでまじいんだけど。」




生田の言葉に大野が笑う。




「んでも、それ、身体にいんだよ。明日に
なれば分かるから。」




「まじで?本当?信じていい?」




「んふふ。うん。」





「大野くんがそう言うなら信じるけど。」




そう言って上目遣いに大野を見やる生田、
大野は彼に箱に入った高級チョコレートを
勧めると、




「で?オイラ達に頼みたい依頼って?」




そう言って微笑みかけた。




「あぁ、うん……。」




生田が視線を落とし、言い澱む。




「良いから、言ってみ。」




大野の言葉に、生田は暫し考え込んだ。


まさかNINRANが嵐の会社だと思わなかった。
彼等に依頼していいのだろうか?
躊躇う生田に業を煮やした大野が




「いいから言えよ。受けるかどうかは話を
聞いてから判断すっから。」




と少し厳しい口調で促した。




「あ〜!!もう!
じゃぁ念の為言うけど、受けなくていい
からね!つうか、受けられたら受けられたで
困る。事務所的にもダメだと思うし。」




「ンなもんわかんねぇよ。いいから言え。」




そうして生田はやっと大野に今回の依頼内容を
喋る気になった。

04-19・依頼内容2→←04-17・本格的な依頼



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
91人がお気に入り
設定タグ:忍び , ファンタジー , NINRAN
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:sayanちゃん | 作成日時:2017年7月21日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。