04-12・忍者名 ページ12
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「そう言えばさ、この前村上さんに
見せてもらった名刺、あれ個人名
書いてあったじゃない？
誰が誰なの？」
マツコの言葉に、二宮と櫻井、松本が
微笑んだ。
「ワタシが3代目“山田八兵衛”です。」
二宮が言うと、続いて松本が
「２代目“甲賀三郎”です。よろしく。」
と言って笑う。
「俺は6代目“風魔小太郎”です。
よろしく。で……。」
櫻井が大野を視線で促すと、
「俺は“服部半蔵”智。」
「最後は俺ね！俺は“加藤段蔵”。」
「あら？大野さんと相葉ちゃんは何代目とか
ないの？」
「ああ、俺はね！何代目でも加藤段蔵なの。
師匠の名前をそのまま受け継ぐの。」
「俺はあれだ、後ろに名前くっつけて区別
すんの。」
「へぇ〜……
ってちょっと待って！師匠って言った？」
「そうだよ？」
マツコの言葉に相葉がきょとんと首を傾げる。
「は？ちょお待てや！山田八兵衛とかは
ようわからんけど、風魔小太郎とか、
服部半蔵とか有名どころやん。
その二人が師匠って事か？は？今も続いてんの？
続いてたとしたらお前ら、え？は？」
「５代目風魔小太郎っていったらあれよね
あの彼は大きい背丈に耳まで裂けた口、
長い牙をもっていたって言われてるでしょ？
でもたしか１５００年代から１６００年
くらいの人でしょ？そんな人が師匠だったら
あんた達今いくつなのよって感じじゃない。」
マツコの言葉に５人ともが含み笑いを
浮かべる。
「うわぁやらしい顔しちゃって。」
「なんや、どないなってんねん……。」
「まぁまぁ、そこはさ、いいじゃない？」
二宮がそう言ってにやっと笑い、麦茶を
口に含む。
「そうそう。細かい事はいいから、
俺らの宣伝、よろしくね！」
相葉もそう言ってにっこり笑った。
「宣伝するって言ったってあんた、
どうすんのよ。頼みずらいじゃない？
嵐よ？嵐。ボディーガード？何？
何頼むの？
怪我とかもう、しちゃったらどうしたら
いいのよ？」
「ほんまやで、迷子の動物くらいしか
頼みにくいわぁ。」
「そんなの気にしなくてもいいんだけど。」
「結構俺ら、荒事にも強いよ？」
マツコと村上の言葉に櫻井と松本が
答えるが、ふたりはやはりそういった
依頼はしにくいと渋い顔をしていた。
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作者名：sayanちゃん | 作成日時：2017年7月21日 15時
