ＮＩＮＲＡＮ－３－ (ページ1)

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04-01・最初の依頼ページ1

ちーちゃんを探せ事件

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「はぁ～～～～～～～。」

重たいため息が楽屋に響く。
ため息の主は村上信吾。
ここは関ジャニ∞の楽屋、資料を片手に
しながらも、どこか上の空の様子の村上に
メンバーは首を傾げる。

「うっとおしいねん！なんやねん！」

渋谷がたまらず声を掛けた。

「いや、それがやな……
　俺のち、ちいちゃんがっ……おらへんねん！」

「はぁ！？」

村上の言葉に全員が驚きの声をだす。

「え？は？ま、まさかおなくなりに？」

「お、お前なんっちゅう事いうねん！
　縁起でもない！行方不明なだけやっ！」

大倉の言葉に村上が怒り出す。

「行方不明ってお前充分一大事や
　ないか！」

渋谷が驚いて声を荒げた。

「ちいちゃん、たしか完全室内飼い
　やったやんな？」

心配そうな声で安田が聞いた。

「せやねん。俺が出かける時に出たん
　かって思てんけど、そんな事絶対あら
　へんし、近所も探してんけどな……」

落ち込む村上に、

「ほな、相葉ちゃんに聞いてみたら？」

と横山が切り出した。

「は？なんでそこで急に相葉くんが
　出てくんねん。」

錦戸が呆れた声をだす。それに

「猫の生態に詳しいやろ、たぶん。」

と横山が返した。

「なんでも物は試しや、聞いてみたら
　ええんちゃうか？」

渋谷も勧める。

「せやな、聞いてみるわ。」

村上はメンバーの勧めもあり、相葉へと
連絡をいれた。
丁度、同じ局にいるという。

「この局におるって。
　ちょっと行ってくるわ。」

村上は携帯だけを手に、楽屋を飛び
出して言った。