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「おつかれぃ！」
櫻井が鞄片手にメンバーに挨拶した。
「お疲れ、翔さんもうこれで終わり？」
「そ。」
「じゃ、これから行くの？」
「うん。後もうちょっとしかないからねぇ〜」
「翔さんどっか行くんですか？」
松本と櫻井の会話に二宮が参加した。
「うん。ちょっと必要なものがあってさ〜
あ、お前も行く？もう終わりでしょ？その後
智くんちに寄ろうと思って車で来てんの。」
「あ、そうなんスか？行きます。ちょっと待って
ください。」
櫻井が二宮の帰り支度を待って、二人楽屋を後に
した。残ったのは松本と、撮影に出ている相葉。
松本は自分も行きたかったとちょっと悔しげに
ため息をつくと、気分転換においてあった雑誌に
手を伸ばした。
一方、櫻井の車の助手席に乗り込んだ二宮。
「ね？翔さんはさ、サラさんみたいに、風に
なって移動とかできないの？」
「は？何突然。(笑)」
「いやね、運転してる翔さん見てて突然思い
浮かんじゃったんスよね、疑問がさ。」
「あ、そうなの？(笑)
やろうと思えば出来んじゃない？サラにも
出来るんだしさ。
だけど、あれ、使えるようで使えないよ？
突然人が現れたりしたらさ、ビックリすんじゃん。」
「ま、そりゃそうですけど……でも、楽屋とかさ、
そんな所だったら、出来んじゃないの？
ぴゅ〜でしょ？ぴゅ〜。楽じゃん。あれ出来たらさ。」
「ばっか、アレ、結構力使うんだっつうの(笑)」
そんな会話をしているうちに車は最初の目的地についた。
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作者名：sayanちゃん | 作成日時：2015年10月28日 12時
