ハロウィンの夜に☆３ (ページ16)

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洞窟の入り口から、にこにこ笑顔の相葉が顔を見せた。
それに続いた人の姿を見た瞬間、二人は込み上げる
熱いものをぐっとこらえるのに必死になった。

「おじさん……。」

二宮が堪えきれず下を向く。
松本もくるっと後ろを向き、涙をこらえた。

その姿を見た三人は笑顔で顔を見合わす。

大野は嬉しそうな笑顔を見せた。

「ニノ、まつじゅん。ただいま。」

「おかえりなさい。」
「おかえり、大野さん。」

二人が赤い目を向ける。

大野はがばっと二人に抱きついた。

「くふふふふ。」
「ははははは。」

それを見て相葉と櫻井は笑っていた。
また、５人に戻れた。
その事が嬉しかった。

５人で車に乗り込む。

車は大野の実家へと向かった。

「翔さんも復帰したし、あなた後一週間は休養
　ですから。」

「マジ？」

二宮の言葉に大野が嬉しそうな声を発する。

「一週間……やばいな。あなたちゃんと仕事に
　復帰してくださいよ？」

「はははははは(笑)下手したら智くん復帰しなさ
　そうだね。」

「ぐふふふふほんとだ(笑)微妙な期間だよね？
　一週間(笑)」

「あああああ！ダメダメ！逃げたってこの犬使って
　追いかけるからな。」

「ニノちゃん！！犬よばわりはないよ！！」

「お前らうるさい！気が散るだろ！」

車の中、以前の５人の姿がそこにあった。