4 インクのゲーム ページ5
夜ご飯の後、私はテニス部の切原赤也くんとゲームをする約束をしていたので、ゲームを起動し、赤也くんに電話をした。
『もしもし〜Aだよ〜』
「あ、A先輩!さっそくやりましょう!」
今回やるのはインクのゲーム。
赤也くんはシューター系を使い、私はローラー系を使う。
「A先輩は本当にローラー好きっすね。」
『だって、隅々までびゃーって塗れるのは楽しいから!』
「ふっ、なんか先輩って独特な表現しますよね。」
『そうかな?』
そして、1試合目は私たちが勝った!
しばらくして…
『そろそろ終わりにしよっか。』
「そうっすね。…あの、A先輩に聞きたいことがあるんですけど…」
『うん、どうし…』
「Aちゃん〜ご近所さんからりんごもらったんだけど〜」
1階からおばさんの声が聞こえた。
とりあえず返事しておこう。
『はーい!…ごめんね、聞きたいことって?』
「えっと、す、す……や、やっぱりいいっす!ではまた!」
あ、切られちゃった…
聞きたいことってなんだったんだろう?
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作者名:みなみな美奈紀 | 作成日時:2023年8月15日 13時