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38 県大会 ページ39

結局、そのまま県大会当日になった。

とにかく、今は県大会に集中しなきゃ!幸村くんのことも大事だけど〜…県大会で負けちゃうなんて、情けなさすぎるもん。


すると真田くんがみんなに声をかけた。



「皆聞け!県大会といっても、手を抜くことは許されん!地区予選よりも強い相手が出てくる可能性だってある。必ず三連覇を成し遂げるため、全力で行くぞ!」



「「「はいっ!!!」」」



まだ6月なのにすごく暑くて、それにみんなの気持ちもすごく熱い。みんなを勝たせるためにも、サポート頑張らなくちゃ!



「おいA、汗すげぇぞ?今日は特に暑いから熱中症対策いつもより気をつけろよぃ。」



『ブン太くん、ありがとう〜。』



いけないいけない。私が倒れちゃったらみんなのことサポートできなくなっちゃうよ!

私はタオルでちゃんと汗を拭い…


…このタオル、昔幸村くんとおそろいで買ったやつだった。

結局どうしても思い出してしまう私だった。

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作者名:みなみな美奈紀 | 作成日時:2023年8月15日 13時

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