笑顔絶対絶やさない少女【テニプリ】 (ページ36)

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35 時間が止まるページ36

電話が切れた瞬間、時間が止まったように感じた。

身体中が冷たく冷えきって、寒くて、本当に何も考えれなかった。

そして逆に、時間が吹っ飛んだかのように朝になった。いつの間にか寝ていたみたい。

…ごめんみんな、行く気になれないかも。

私は学校をサボった。

…

「Aちゃん！起きなさい！」

『ん…？』

おばさんに起こされて目が覚めた。時計を見たらもう夜の6時になっていた。

「Aちゃん、どうして学校休んだの？どうして丸井って男が電話かけてきたの？どうして？どうして？」

『…大丈夫だよ〜、ちょっと体調悪くなっちゃって。えへへ。』

「そう？じゃあ、おばさんがおかゆ作ってあげるからいい子で待っててね〜」

…おばさんのマシンガントークにビックリした。丸井って、ブン太くんのことかな？

スマホを開くと、柳生くんから不在着信が来ていた。

…いや、落ち込んじゃだめだ！きっと、大丈夫だよね、幸村くんもしっかり考えてくれてるよね。許してくれるよねぇ。