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34 不在の日 ページ35
「すいません！今日掃除当番で遅刻しちゃいましたっす！」
「赤也が嘘をついている確率、100%だ。」
「なぁ仁王、今日Aまだ来てなくね？」
「そうじゃな。いつも誰よりも早く来ておったのに…Aはサボりか？」
「こら仁王くん！そんな冗談はやめたまえ。」
「弦一郎は昨日Aを家まで送っていたが、何も起きなかったか？」
「あぁ。しっかり家に入っていくところを見た。」
…
「…Aさんに電話かけてみますね。」
「…繋がらないです。」
…
「俺、家に電話してみるわ。」
「…もしもし、丸井です。恵美さんのお宅でお間違いないでしょうか。」
[は〜い、合ってますよ。要件はなんですかぁ？]
「えーっと、Aさんに変わっ…切られた。」
…
「俺、今からダッシュでAの家行ってくるか？」
「やめとけジャッカル。今Aの家に行っても追い返されるだけじゃ。」
…
「とにかく、無断で欠席するとは許せん。レギュラーは週末の県大会に向け、練習を怠らないように！それ以外の者はいつも通りジョギングから始めろ！」
「…真田副部長、声が震えてるっす。」
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作者名：みなみな美奈紀 | 作成日時：2023年8月15日 13時
