24 野良猫 ページ25
「「「お疲れ様でした!!」」」
今日の練習も終わった。
そして、いつも通り一人一人にドリンクとタオルを渡していく。
『あ、柳生くん、お疲れ様〜』
「ありがとうございます。Aさん、テストはどうでしたか?」
『おかげですらすら解けたよ!もしかしたら100点かも!』
「ふふ、そうですか。」
「確率的には、94点だろう。」
『あ、柳くん。そこは100点がよかったな〜』
ワイワイ3人で話をしていた。
…あれ、あそこにいるのは仁王くん?
仁王くんが中庭へ向かっていった。
…私も追いかけてみよう!
『ごめんね、ちょっと行ってくる〜』
「どこにだ?…行ってしまったか。」
バレないようにそーっと仁王くんの後を追った。
あれ、あそこにいるのは、猫?
「みゃー」
「ほれ、これやるナリ。」
仁王くんはキャットフードを猫にあげた。
かわいい〜むしゃむしゃ食べてる〜
「…そこに突っ立ってないで、もっとこっちに来たらどうかのぅ。」
『あれ、やっぱりバレちゃってたか。』
私は仁王くんの隣にしゃがんだ。
…かわいい〜。猫ってあったかくてふわふわしてていいよね〜
「だらしない顔。」
『そんなに変な顔してたかな?猫ちゃん〜おいでにゃ〜』
全然見向きもしない…
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作者名:みなみな美奈紀 | 作成日時:2023年8月15日 13時