21 帰り ページ22
しばらくして…
「すみません、私はそろそろ帰らせていただきます。」
『あ、ありがとね〜教えてくれて!またね〜』
「気をつけて帰れよ、柳生。」
柳生くんは帰ってしまった。
でも、本当に分かりやすかったなぁ。
そして、柳くんと2人きりになった。
『…あともうちょっとだけ付き合ってくれる?』
「構わない。」
『えっと、ここなんだけど…』
ーーーーーーーーーー
結構暗くなってきてしまった。
柳くん大丈夫かな?
『そろそろ終わりにするね、もう暗いし。』
「あぁ、そうだな。」
『教えてくれてありがとね。』
「俺でよければいつでも教えてやる。…もう暗いし、今日は送っていこう。」
『いいの?じゃあお願いしよっかな〜』
こうして、柳くんに家まで送ってもらうことになった。
本屋の外に出てみたけど…やっぱり結構暗い。
ちょっと怖いなぁ…
柳くんは歩き始めたので、私も並んで歩き始めた。
「暗いのが怖いか?」
『あ、うん…柳くん、手繋いでもいい?』
「…構わない。」
少し安心するかなと思って、柳くんと手を繋いだ。
やっぱり安心する…
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作者名:みなみな美奈紀 | 作成日時:2023年8月15日 13時