検索窓
今日:6 hit、昨日:27 hit、合計:7,883 hit

20 勉強会 ページ21

本屋さんの勉強スペース的なところで、数学の勉強をしていた。



『ここはどうすればいいの?』



「そこに、さっきの数を代入すればいいんですよ。」



『この数?』



「はい、合ってます。」



柳生くんと柳くんのおかげで、いい調子で進んできたんだけど…

ちょっと冷房強いかもしれない…

私、寒いのはすごく苦手なんだ。



「A、寒いのか?」



『よくわかったね、柳くん。ちょっと寒くて。』



「俺のデータによると、Aはかなり寒がりで寒いことを嫌う。で、合ってるよな?」



『うん、完璧だよ。』



やっぱり柳くんのデータはすごい。特に私のデータとかは間違ったことなんてなかったかも。

なんて考えてたら、柳くんはカバンから立海レギュラージャージを取り出した。

そして、それを私の肩にかけ…えっ?



『柳くん、これ…』



「いいんだ。Aが風邪をひいてしまう方が困るからな。」



『あ、ありがとう〜!』



「Aさん、まだ寒いですよね。私のも使ってください。」



そう言い、柳生くんは私の膝の上にレギュラージャージをかけた。

…嬉しい。それに、すごく暖かい。

身も心も暖かい。



『柳生くんも、ありがとう〜めっちゃ暖かくなったよ。』



「それはなによりです。」



よ〜し!やる気出てきた!この調子で頑張るぞ!

21 帰り→←19 来週



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みなみな美奈紀 | 作成日時:2023年8月15日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。