14 脱出 ページ15
『それより、赤也くん、きついよね。私太ってるから。』
「い、いや!大丈夫っす!それに、先輩のは太ってるじゃなくて…」
『うん。』
「な、なんでもないっす!」
赤也くん、大丈夫かな?顔も真っ赤だし、苦しいのかな?
私は必死にここから出る方法を考えた。
『…あ!私と赤也くんでロッカーの扉押せば、開くかもしれない!』
「たしかにそうっすね!やってみましょう!」
『いくよ〜せーの!』
「わー!そんなにくっつかないでくださいっす!」
バンッ!
あ、開いた!
「…これは意外じゃったのう。」
『仁王くん、なんでこんなことしたの?』
「…可愛い後輩をからかうのに理由が必要か?」
『私は大丈夫だったけど、危ないからこんなことしないでね。』
「プリッ。」
こうして、なんとかロッカーから脱出し、仁王くんを反省させた…のかな?
ーーーーーーーーーー
「仁王先輩、まじで心臓爆発すると思いました…」
「良かったな赤也。」
「べ、別に!」
44人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みなみな美奈紀 | 作成日時:2023年8月15日 13時