12 掃除 ページ13
そして部活終わり。
少し急ぎめにタオルとドリンクを渡していく。
全員に渡した後、部室へ向かった。
コンコン。
一応ノックをした。
着替え中の選手もいるので、ノックは必須だ。
「あれ、A先輩?」
『赤也くん、今日から1週間掃除当番なんだってね。』
「うっ、そうなんすよ〜」
『代わりに私がやるよ!だから、赤也くんはもう帰ってもいいよ。』
「まじで!?いいんすか?ありがとうございますっす!じゃ、さよなら!」
私はさようならと言い手を振った。
ふふ、赤也くんってなんだか可愛いよね。
そして、赤也くんが用意した水入りバケツと雑巾で掃除を始めた。
ドンガラガッシャーン!
『あっ!』
バケツ倒しちゃった…
ふ、拭かないと!
急いで床を拭いていると、外から真田くんの声が聞こえた。
「罰を受けないとはたるんどる!」
「ち、違うんすよ!もう終わったんすよ!!」
「本当か?なら、部室に入るぞ!」
「えっ!?」
「どうした?着いてこんかぁ!」
「はいぃ!」
ど、どうしよう!こっちに来る!
とりあえず拭き終わったし、バケツと雑巾を見えないところに隠して…
わ、私はどこに隠れよう…
そうだ〜!向こうに使われてないロッカーがあったんだった。
急いでそっちに向かいロッカーの中へ隠れた。
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作者名:みなみな美奈紀 | 作成日時:2023年8月15日 13時