1 怪我 ページ2
私の名前は恵美A。中学三年生になりました。
私は、立海男子テニス部のマネージャーをやっています!
なんで部員じゃなくてマネージャーなのかって?
それはね…私は誰かの役に立つことが好きで、自分で何かを成し遂げるよりも、みんなのサポートをすることが好きなんだ〜
でも…初めの方は失敗ばかりで辞めさせられそうだったなぁ。
さてと、明日は新入生歓迎会!楽しみだな〜
「いつもより機嫌が良さそうじゃのう、A。」
『よくわかったね仁王くん。明日は新入生歓迎会だから、楽しみなんだ〜』
同じクラスでテニス部である仁王雅治くん。私はいつも同じ表情をしてるつもりなんだけど、仁王くんにはなんか違うように見えるみたい。
「そうか。Aは後輩からは特に人気じゃからのう。」
『うーん、そうなのかな?』
「よし!今日の練習はここまでだ!」
「「「お疲れ様でした!!」」」
あっという間に今日の基礎練は終わった。
さっき作っておいたドリンクとタオルを全員に渡していく。
『お疲れ様〜』
「あ、ありがとうございますっ!」
『君も、お疲れ様〜』
「ありがとうございます…」
…あれ?この人、膝擦りむいてる!
早く保健室に連れていかないと!
『怪我してるよ!一緒に保健室行こう!』
「はいっ!」
私たちは保険室へ向かった。
ーーーーーーーーーー
「…Aは気づいていないようだな。」
「そうですね。最近、わざと転んで怪我をして、Aさんに助けてもらっている部員がたくさんいますよ。」
「まじで何のためにテニスしてるんだよ。あいつら。」
「たるんでいるぞ。」
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作者名:みなみな美奈紀 | 作成日時:2023年8月15日 13時