☆イナズマイレブン☆～短編集～ (ページ1)

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円堂甘夢ページ1

今は夜中。

私は眠れないでいた。

…理由はまぁ…うん…

皆が練習をしてたのをよそにベンチで寝てました!

…すいませΣあっ、待って石投げないで!痛い痛い!

……気にしないでください。

私は誰かに(読者に)あらすじを説明しながら布団の中で悶えていると、扉が開く音がした。

『…だれ…?』

?「…………」

…返事は無い。ただの屍のようだ。

すいませんふざけました。

『…?』

謎の物体(?)はどんどんこっちに近づいてくる。

でも不思議と恐怖感とかは無かった。
そして窓から差し込み月明かりで謎の物体が照らされてくる。

『…まも、る?』

月明かりに照らされた謎の物体の正体。
オレンジのバンダナはしてないが頭の両端のハネと不思議な形の前髪。
そして私の彼氏の円堂守。

円「A…」

抱えてる枕をぎゅっと握り、捨てられた子犬のような目をして見つめてくる守に私は鼻血出してもいいですか。

『…どうしたの?』

声をかければ扉の前からとてとてと寄ってくる。

そう。とてとてと。

円「Aっ…!」

とてとてと寄ってきたと思ったら私に抱き着きそのままベッドに二人ともダイブ。

『守…?』

よく見れば、小さく肩が震えている。

『守…どうしたの?言わないとわからないよ;』

円「………」

たっぷり十秒くらい間をとってやっと守が口を開く。

円「…怖い夢、見た」

ぽそりと呟いたその言葉は、守の震えを強くした。

ポンポンと背中を叩く。

『…どんな夢?』

円「Aが…いなくなる夢」

『…ふふっ』

あまりにも弱気な声で言うから思わず笑えが込み上げてきた。

円「なっ、なんだよ!笑うなよ!」

『ごめんごめん^^;…怖かった?』

円「…怖かったから来たんだろ」

守はちょっと拗ねてしまったようだ。

『ごめんごめんって!^^;じゃあ一緒に寝よっか。
そのつもりで枕持って来たんでしょ?』

円「…ん」

ああ
"月が綺麗だ"

円(Aーっ)
(苦しいからそんなに抱き着かないでよ^^;)