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飛貴と別れ仕事に行く。
仕事場に行けばいつも通り笑顔の龍我に迎えられる。
｢あ、那須！！おはよー！｣
｢おう！おはよ。｣
いつも通りのルーティン。
いつもと同じような流れで仕事をこなす。
まぁいつもと同じことを繰り返す仕事だ。
特に難しいことはない。
ただ最近変わったのは頑張って早く帰ろうと思うようになったこと。
前までは別にそんなこと思わなかったのにな。
飛貴が来てからやはり俺は変わったと思う。
そんなことを考えながら仕事をしていると
｢那須くん！！！｣
形相を変えて店に飛び込んできたのはいつもお世話になっている七五三掛さん。
普段はあんまり大きな声をだしたりしない人だし
そもそも店に来ることなんて初めてだから俺はとても驚いた。
｢七五三掛さん？どうかしました？｣
｢どうしましたじゃないの！！店長さんすみません！ちょっとおかりします！｣
とても焦った様子で勝手に龍我の父である店長にまで話をつけ俺の腕を引き走り始めた。
それにしたってまぁ足が速くて俺の足が縺れてしまいそうだ。
｢七五三掛さんっ！！ちょっと速すぎです！！まず、何があったのか教えてくださいよ！｣
｢あ、ごめ……。
あのね、落ち着いてね！｣
ぱっと足を止めた七五三掛さん。急に止まられたらまぁ俺は急に止まれるわけなく、七五三掛さんの背中にぶつかった。
そして急にくるりと振り返った七五三掛さんはガシッと俺の肩を掴んだ。
落ち着けなんて言ってるけれどまず今の七五三掛さんにだけは言われたくない。
｢……はぁ。で？何があったんですか？｣
｢あのね！飛貴が……！！
たおれちゃって……！｣
｢……え？｣
それを聞いた俺は走り出した。
思考が追いつく前に身体が動く。
後から七五三掛さんも追っているはずだ。
あれ？おかしいな。さっきまで七五三掛さんの方が足速かったのに……。
もうでもそんなこと考えている余裕もないくらい無我夢中で走った。
こんなに走ることはないんじゃないかって思えるくらいに走った。
息は上がって手からは変な汗が出ている。
酸素もうまく肺に入ってないんじゃないかと思えるほど苦しい。
それでも走った。1秒でも早く、飛貴に会いに行くために。
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Athena(プロフ) - 美しくて切ない結末が印象的でした。 魅那姫さんの作品大好きです！ (2020年4月25日 23時) (
レス) id: dbbbb4e0c8 (このIDを非表示/違反報告)
BYAKUYA - ファンタジーな世界観にとても引き込まれる素晴らしい作品ですね！完結となってますが、まだ続きがあるようでとても気になります、、！良ければ続きを書いて貰えませんか？是非ご検討お願いします。(失礼しました) (2020年2月8日 23時) (レス) id: 378cbb3e20 (このIDを非表示/違反報告)
Ryuga - 続きは書いてくれないんですか？ (2018年12月26日 14時) (レス) id: 55e12598b5 (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - 真尋さん» ありがとうございます！Twitterのフォロワーさんに美勇人×顕嵐が読みたいって言われて新作書き始めたので是非……！ (2018年4月8日 16時) (レス) id: be8297b055 (このIDを非表示/違反報告)
真尋(プロフ) - このお話面白くて大好きです！次のお話は美勇人くんと顕嵐くんのお話が読みたいと思いました。これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2018年4月8日 12時) (レス) id: 63aa7d58bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅那姫 | 作成日時：2018年3月6日 11時
