子供の頃 ページ8
daiki side
有「よしっ、おっけい！
俺かっこいい？」
伊「はい、とてもお似合いです。」
わわっ、慧に褒めてもられた。
女の子に褒めてもらうのもこんなかんじなのかな……なんて。
伊「朝食の準備が整った様です。大貴様参りましょう。」
有「うん。」
俺が道の真ん中を歩けば、慧はその隣を歩く。
今考えてみれば2人で真ん中を歩くってことは無かったな……
いつでも俺の隣にいることが当たり前すぎて気づかなかったことが多かったのかな……
有「ねぇ、慧」
伊「なんでしょう？」
有「ご飯食べたら遊ぼ」
伊「ふふっ、子供じゃないんですよ」
有「いいじゃん、涼介が来るまで。子供の時みたいに。」
2人並んで歩いていたはずなのに、隣に慧がいなくなった。
有「……慧？」
伊「……すみませんっ！そうですね。遊びましょうか？」
そう言った君の笑顔は歪んでて、辛そうで……
無理してまで笑ってほしくなんかないのに……
それから俺は朝食を食べて部屋に戻ることにした。
･
有「慧、何しようか？」
伊「なんでもいいですよ。
大貴様がしたい遊び、なんでもお付き合いします。」
有「じゃあ、俺達って子供の頃何して遊んでたの？」
伊「えっ……」
ほら、またさっきと同じ顔。
ねぇ、何を思い出してるの？
もう、俺にはその記憶がないんだよね？
なら教えてよ。過去の俺に、過去の俺達に何があったの？
有「慧……」
伊「申し訳ございません……私も子供の頃の記憶が思い出せなくて……」
――ガチャ
メ「大貴様、隣の国の方々がお見えになりました。」
また、また聞けない。
俺の過去。
思い出したくても思い出せないんだ。
ごめん、慧。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
魅那姫(プロフ) - 有明功さん» コメントありがとうございます。時間がある時書いてみますっ！！最後まで読んでいただいてありがとうございます。 (2015年12月24日 12時) (
レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
有明功(プロフ) - やまちねのその後？とか、いのありのその後？みたいなのが、見たいです。 (2015年12月24日 11時) (レス) id: 4cc85fdf52 (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - 慧李さん» ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しくてこっちも涙がでてきます。まだまだ初心者ですが頑張りたいと思いますのでこれからも応援よろしくおねがいします！！ (2015年12月16日 20時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
慧李 - 初めて読ませていただいたんですが、涙が止まりません！！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2015年12月16日 20時) (レス) id: 021f9b3e9a (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - むににこめさん» そう言っていただけて嬉しいです！これからラストスパートなので最後まで楽しんでいただけると嬉しいです！ (2015年12月14日 17時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
