12時を過ぎれば ページ6
daiki side
有「けいっ！ けいぃっ！！」
どんだけ呼びかけても慧は起きてくれなくて
有「っ！ちょっと！助けて！」
すぐ近くにいた他の執事やメイドに助けを求めた。
有「ねぇ、けいぃ、起きて！ いなくなんなよっ！
けいっ！」
ねぇ慧。
俺が信用できんのはお前だけなんだよ。
お前がいないと俺……
有「お前がいないと、なんもできねぇよっ！」
メ「大貴様。慧は私達が病室に運びます。
大貴様はここで……」
有「やだっ！ 俺も行く。」
だってこいつが目を覚ました時1番近くにいてやりたいから。
俺が目を覚ました時、慧は1番近くにいてくれた。
だから今度は
有「俺が近くにいてやりたいんだ。」
そして俺は病室で、ずっと慧の隣にいた。
何時間経っただろう。
もう、外は暗い。
医者はなにか精神的に疲れが溜まってるって言ってたけど
慧、なにがあったの？
俺じゃダメかな？
小さい時から仲良しの友達でしょ？
まぁ、王子と付き人ってゆう関係だけど
お互い信頼し合ってるよね？
俺はゆっくり慧の手を握る。
有「……慧。」
伊「……ん、だいき、さまっ？」
有「慧っ！！」
慧が目を覚ました。俺は嬉しくなってついつい抱きついてしまった。
伊「うおっ、大貴様。すみません……」
有「ホントだよ。心配したんだから。ご主人を困らせるなんて……」
伊「誠に申し訳ございません……」
慧は下を向いて今にも泣き出してしまいそうだった。
有「……でも、よかった。
だから泣かないの。」
そう言ってまだ慧の涙袋に溜まって零れていない涙を拭ってやる。
伊「大貴様……。」
有「ん？どうしたの？」
伊「やはりなんでもございません。」
有「慧？なにかあったの？医者も精神的に疲れが溜まってるって言ってたよ？」
伊「いえ、大丈夫です。」
有「……そ。」
なんだかそれ以上聞かれたくなさそうだったから
って言えば屁理屈なのかな。
でも俺に聞く勇気がなかったから。
なんか聞いてはいけない事のような気がして……
ねぇ、慧。
君は何を隠しているの？
慧が街に行くはずだった今日はもう終わってしまう。
もう、12時を過ぎてしまう。
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魅那姫(プロフ) - 有明功さん» コメントありがとうございます。時間がある時書いてみますっ！！最後まで読んでいただいてありがとうございます。 (2015年12月24日 12時) (
レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
有明功(プロフ) - やまちねのその後？とか、いのありのその後？みたいなのが、見たいです。 (2015年12月24日 11時) (レス) id: 4cc85fdf52 (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - 慧李さん» ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しくてこっちも涙がでてきます。まだまだ初心者ですが頑張りたいと思いますのでこれからも応援よろしくおねがいします！！ (2015年12月16日 20時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
慧李 - 初めて読ませていただいたんですが、涙が止まりません！！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2015年12月16日 20時) (レス) id: 021f9b3e9a (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - むににこめさん» そう言っていただけて嬉しいです！これからラストスパートなので最後まで楽しんでいただけると嬉しいです！ (2015年12月14日 17時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
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