真っ白な世界 ページ25
kei side
夢を見た。
不思議な夢。この真っ白な世界には俺のがいるだけ。
そして俺は何回も君の名前を叫ぶんだ。
でも君はどこにもいない。
『けーいくん。』
急に可愛い女の子が現れた。この子が誰かなんて知らない。王宮で働いているメイドの中にもこんな子はいないはず。
伊「だ、れ？」
？『覚えてないんだ……実は昨日会ってるんだよ？』
伊「……え？」
昨日会った女の子なんてたくさんいるんだ。
でもこんな綺麗な娘ならわかると思うんだけど……
？『もう！！昨日舞踏会にガラスの靴を履いていった女の子だよぉ！』
伊「えっ！！」
でも、確かに言われてみればそうかもしれない。
髪の毛がフワフワした女の子。
？『実は私、魔法使いなんだよねー。
君、大貴くんのこと好きなんでしょ？』
伊「……ん、まぁ、ね。」
魔『今大貴くんは必死でガラスの靴の持ち主を探してる。
で、そのガラスの靴はどこにあるでしょーか？』
自称魔法使いの少女は魔法の杖らしきものをクルクルとまわしている。
伊「君が持ってるんじゃないの？」
魔『ぶっぶー、残念！！』
顔の前に杖と左腕で大きなバツをつくる少女。
なんか心なしか楽しそうなのがムカつくというのは黙っておこう。
魔『正解は……君の机の中にありまーす！』
伊「え……」
魔『ほら小さい頃、大貴くんが君が大きくなったら履くようにってあの靴を買ってきてくれたんでしょ？
でも、大貴くんは王宮に帰ってくる時に王宮の前の階段から落っこちて、記憶を無くした。
その時大貴くんが大事そうに抱えていたのがあの靴の左の方。右の方は割れちゃったけどね。
その左の靴を自分の部屋に隠したのは
君自身でしょ？』
伊「っ！！」
魔『じゃ、私はそろそろ帰るね〜。
あとは上手くやるんだよ。』
そう言ってウインクをした少女はキラキラと星になって消えてしまった。
そして少女が完全に消えてしまうと俺は夢の中から引きずり出された。
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魅那姫(プロフ) - 有明功さん» コメントありがとうございます。時間がある時書いてみますっ！！最後まで読んでいただいてありがとうございます。 (2015年12月24日 12時) (
レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
有明功(プロフ) - やまちねのその後？とか、いのありのその後？みたいなのが、見たいです。 (2015年12月24日 11時) (レス) id: 4cc85fdf52 (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - 慧李さん» ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しくてこっちも涙がでてきます。まだまだ初心者ですが頑張りたいと思いますのでこれからも応援よろしくおねがいします！！ (2015年12月16日 20時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
慧李 - 初めて読ませていただいたんですが、涙が止まりません！！続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2015年12月16日 20時) (レス) id: 021f9b3e9a (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - むににこめさん» そう言っていただけて嬉しいです！これからラストスパートなので最後まで楽しんでいただけると嬉しいです！ (2015年12月14日 17時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
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