▽ ページ47
会社に出勤してみんながいると思われる部屋に向かい、部屋に入ると
いきなり顔を赤くした隆弘に連れ去られた。
ついた場所は誰もいなかった人通りの少ない廊下。
「どうしたの！？」
西「はあ。A、この間……俺言いたい事あるって言ったよね」
「あ……ごめん。昨日は……ちょっと………」
なんて言ったらいいのか分かんなくて最後の方は下を向いてしまい、声がこもってしまった。
その瞬間いきなり
西「ねえ、なにこれ。」
「え？」
私の胸元に伸びる手。
それはだっちゃんにつけられたあの“シルシ”だった。
「あっ！やっ…これは………！」
西「日高に触らせたの？」
「ちがっ」
西「みせたの？したの？」
「みせてない……と思う」
西「なんなのほんと！」
「しらなくて……っ！私！昨日のカミナリ怖くて…怖くて……。いつのまにか隆弘の名前叫んじゃうし……。」
声がどんどん大きくなり、その声のボリュームに少しばかり驚いた。
西「でもさ、」
発した言葉はさっきよりも小さくなっていた
西「俺が気にすんのおかしいよね」
「でも」
西島「でも」
言葉が綺麗にかき消される
西「なんで俺の名前叫んだの？」
「それは…………っ。隆弘に……会いたくて」
西「それどういう意味？」
「………」
私が黙っていると隆弘は口をあけた。
西「べつに付き合ってるわけでもないのにこんなに心配するし、嫉妬するし、だるいな自分って思ってるんだけどAのことになると歯止めがきかないし。こんな俺でも………少しでもいいと思ってくれてるなら_____________自惚れてもいいかな？」
「それって………」
西「うん。Aのことが好き」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 275人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うららk - とても面白いですね。でもオリフラを外さないと、違反報告されてしまいますよ。更新頑張ってください！ 応援しています。 (2017年8月31日 12時) (
レス) id: 22af359bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ＬＵＮＡ - 更新頑張ってください！ (2017年8月31日 10時) (レス) id: 24d994619e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るぅ | 作成日時：2017年8月16日 1時
