Blood 拾肆 ページ16
幸side
今………
今、彼女は……
オレノモノニナッタ
幸「ククッ…アハハッ」
俺の隣でスヤスヤと寝息をたてている楓
幸「邪魔者は誰もいない」
紅茶に睡眠薬をいれ、彼女は飲んでくれた。
幸「さて、次は……」
地下室に監 禁……?
まさか、そんなことはしない
ただ……
幸「一生俺の隣にいるだけだ……」
あぁ、ヤバイな……
ニヤケが止まらない
これから、ずっと、一緒……
「それは、嫌だな……」
寝ていたはずの彼女が起き上がってそう、呟いた……
幸「なっ!?」
まだ、効果は切れていないはずなのに……
まさか……
幸「紅茶…飲まなかったのか…?」
すると
「えぇ……だって、私の幼馴染みを殺す人のなんて飲みたくないもの」
ギラリと鋭い瞳が俺を捉えて離さない
幸「な、何言っているんだい…?」
冷や汗が出てきそうな程に焦りが募る
「………別にもう、隠さなくてもいいよ…?
知ってるし…」
こいつ……
幸「お前……誰だ?
楓じゃないな!!」
楓の姿をした偽者…
口調も雰囲気も全然違う
なんで、俺は、こんな奴を楓だと思っていたんだ!?
「あー、それは君を惑わしてたから♪」
不意に窓の近くから声が聞こえた。
月明かりの下…真っ白な猫が見つめている
あれは、楓の猫……?
確か……
「遅いよ……
美魅」
美魅「だって……
飼い主が寝てくれないんだもーん」
今、何が起こったんだ?
猫が一瞬にして人間に……!?
幸「ば、化け猫!?」
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ひーか(プロフ) - すごい面白いです!!2も読ませていただきます!! (2014年2月8日 11時) (レス) id: dce410ef9b (このIDを非表示/違反報告)
えあ(プロフ) - いっそのこと、シリアスを混ぜ込んだ恋愛というのはどうでしょうか? (2014年1月29日 18時) (レス) id: 12a21af2f0 (このIDを非表示/違反報告)
涙花(プロフ) - 私はシリアスでもいいかと思います。 (2014年1月27日 18時) (レス) id: b3976db23e (このIDを非表示/違反報告)
琉凜(プロフ) - はっつさん» そうですか……分かりました。案を出していただきありがとうございます!! (2014年1月26日 23時) (レス) id: 9108fdccac (このIDを非表示/違反報告)
はっつ(プロフ) - シリアスな感じがうちは好きですね。 (2014年1月26日 22時) (レス) id: 1bece246c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2014年1月1日 0時