第5話 ページ7
麦わらの一味が見たものとは…そう。剣先を突き付けられた船長であった。
A『動くなよ。動けば、船長の頭と体がサヨナラするぞ。』
サンジ「ゔぇっ？男…！？」
Aの低い声に、やっと男だと気がついたサンジはズーン…と分かりやすく落ち込む。
ナミ「ちょ、ちょっと待ってよ！そいつが小屋に突っ込んだのは謝るわ！でも襲おうとしたわけじゃないのよ！」
ウソップ「そ、そうだ！俺達は食料調達の為に寄っただけだ！」
慌てて誤解を解こうとするナミとウソップだが、努力も虚しくAは剣を降ろそうとしない。
A『どんな理由だろうと、この島は海賊は受け付けていてない。さっさと出て行け。』
その時。
ゾロ「…おい。もう一隻来たぞ。」
ゾロの言葉に、サッと視線を海へ向けると確かに新たな海賊船が。
A『チッ。……お前らの言葉を信じてやる。どうしても食料を調達するまで島を出る気が無いのなら、大人しくここで待ってろ。森へ足を踏み入れたら…即ぶっ殺すからな。』
ナミ・ウソップ「ひぃっ！」
Aの脅しに震え上がるナミとウソップ。加勢しようか？とやる気満々なルフィに『余計な真似はするな』と釘を刺しながら外へ駆け出す。が、ナミはある事に気がつく。
ナミ「ちょっと！剣忘れてるわよ！」
慌てて戻ってくる様に言うナミに『いらない』と返せば、その姿はみるみるうちに半獣へと変わる。
ウソップ「うおっ！ありゃ虎か！？」
ルフィ「すっげぇ！」
サンジ「あいつも能力者か！」
各々が驚きの声を上げている間に、着実に海賊を倒していくA。…だが。
海賊「油断したな白虎！」
ルフィ「危ねぇ！」
ハッとした時には既に遅く、目の前の敵に気を取られていたAは背後から銃で腹部を撃たれてしまった。
A『ゔっ…。』
顔を歪めながらも直ぐに反撃しようとするが、力が入らない。
海賊「その弾は海楼石で出来てんのさ！力が入らねぇだろ？」
もう1発撃たれそうになったその時。笑っていた海賊が吹き飛ばされた。驚いて顔を上げると、海賊を殴ったのはルフィであった。
ルフィ「俺の友達を虐めんじゃねぇー！」
ゾロ「なんだ。やって良いなら最初から言えよ。」
サンジ「1人にこれだけの人数たぁ、卑怯だな。」
3人が戦闘態勢に入ってからは早かった。Aによって既に半分程になっていた海賊達はあっという間に片付けられ、全員縛られた後にナミによって宝を没収され島流しの刑に処された。
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カルラ(プロフ) - あったらイラストほしいですね。これからも更新頑張ってください (2022年8月23日 22時) (
レス) @page17 id: 0c4c2f8b55 (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください💪 (2022年8月22日 23時) (レス) @page15 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダフニー | 作成日時：2022年3月9日 16時
