第9話 ページ14
ナミ「…それにしても、随分と詳しいのね。」
コロニ「Aを引き取った夫婦の嫁はワシの娘でな…。つまり、血は繋がっとらんがワシはAの祖父にあたる。縛り上げた海賊から聞いたと、色々教えてくれたんじゃ。」
ナミ「そうだったの。」
珍しく静かに話を聞いていたルフィだったが、不意に立ち上がるとドアに向かって歩き出す。
ウソップ「お、おい。どこ行くんだよルフィ。」
ルフィ「決まってんだろ。町の奴らぶっ飛ばしに行くんだよ。」
ナミ「何言ってんのよ！ダメに決まってるでしょ！」
慌てた様に止めるナミとウソップだが、聞く耳を持たないルフィ。そこにコロニが口を開く。
コロニ「ワシからも頼む！辞めてくれ！」
ルフィ「おっさんはムカつかねぇのかよ！ソイツが命張って守ってんのに、町の奴らは何にも知らねぇでバケモノって呼んでんだぞ！」
コロニ「じゃが、お主が暴れれば結果的に非難されるのはAじゃ！」
ルフィ「じゃあどうしろってんだよ！」
A『……ん…。』
ルフィ達の怒鳴り声で目を覚ましたA。ルフィは慌ててベッドに駆け寄りAの顔を覗き込む。
Aが薄らと目を開けると、目に入ったのは見知った麦わら帽子。
A『……シャン…。』
ルフィ「おい！お前大丈夫か！？」
ルフィに言葉を遮られハッとして起き上がるAの頭と、Aを覗き込んでいたルフィの頭がゴツンッと鈍い音を立てる。
A『い"っ…。』
頭に走った衝撃に顔を歪めるが、それよりも腹部の痛みに思わず声をあげる。
サンジ「おいおい。まだ大人しくしてた方が良いんじゃねぇのか？」
A『……助けてくれて、ありがとう。』
心配した様にAを見ていたルフィ達だったが、傷口を抑えながらも感謝の意を述べるAに自然と頬が緩む。
ルフィ「おう！どういたしまして！」
ウソップ「良いって事よ。何故なら俺は海の戦士！キャプテーン！ウソッp」
ルフィ「それよりよ！町の奴らぶっ飛ばしに行こうと思ってんだけど、お前も行くか？」
A『…は？』
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カルラ(プロフ) - あったらイラストほしいですね。これからも更新頑張ってください (2022年8月23日 22時) (
レス) @page17 id: 0c4c2f8b55 (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください💪 (2022年8月22日 23時) (レス) @page15 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダフニー | 作成日時：2022年3月9日 16時
