東海の紅一点 2

パーリー ページ21

YouSide

てっちゃんからのあの1本の電話は私の胸をきゅーっと締め付けた。

て｢虫さんに彼女できたからパーティーして祝うよ！なんか適当なプレゼント買ってきて！｣

ざわくんに彼女ができた。

確か元カノと別れたのは２ヶ月くらい前。

その頃からざわくんと私は急激に距離が縮まった。

今まで2人でご飯行ったり飲みに行ったりしんかったけどここ最近は週１の頻度で行ってた。

お揃いの服内緒で買ってたのばれた時必死になって言い訳してたなぁ笑

いつの間にかめちゃくちゃ仲良くなっててりょうくんもとしも驚いてた笑

この先もしかしたらざわくんから告白してくるかもって思ってたけど甘かったかぁ。

22で本気の恋、か。

好きな人いたなら言えばいいのに。

その人と行けばよかったじゃん。

変に距離縮めようとしないでよ。

ざわくんとの思い出を思い起こすとともに不満が溢れかえってくる。

気付けば近くの公園のブランコに座っていた。

もう7時だから誰もいない。

1人大きな深呼吸をして立ち上がった。

あ｢さ、プレゼント買いに行こ｣

私が買ったのはタオル。

2枚セットで色違い、彼女さんとお揃いにできる。

我ながらいいものを買ったな。

またてっちゃん家までの家路を進む。

ﾋﾟｯ

(呼び出し音)

て｢あ、A！｣

あ｢あーけーてー｣

て｢はいはーい｣

鍵を開けてもらって家に入ると異様な光景が広がっていた。

〃→←ふたりっきりの…

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りょう

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