東海の紅一点 2

ふたりっきりの… ページ20

YouSide

虫｢どうしてもって言うなら他の人達にも伝えてくるけど…｣

そう言うざわくんの顔がどこか寂しそうで2人で行きたいと言わざるを得なかった。また母性本能が…

あ｢やっぱ2人が良い｣

虫｢本当に？無理してない？｣

あ｢してない！ざわくんと2人で行く！｣

虫｢なら、みんなには内緒でね｣

もちろん！って応えようとしたとき後ろから声が聞こえた。

て｢虫のくせに抜け駆けかよ！俺も行く！｣

どこから聞いていたのかはわからんけど厄介な人物に聞かれてしまった。

虫｢やだね！｣

あ｢やだね！｣

て｢ついて行ってやる！｣

虫｢A、夏祭りって思えんぐらいハードになるかも知れんけど許して！｣

ざわくんの考えていることは大体想像できた。てっちゃんに見つからないために話し合いしんと。

虫｢僕の勝手な妄想だけどてつやだけじゃなくてとしみつたちも僕らを探すと思うんだよね。だから…｣

話し合いして決まったのは近くのお祭りだとバレるかも知れんからちょっと遠い所に行く。ざわくんの実家から行く。

虫｢ちょっとイレギュラーだけどてつやに見つからないように楽しもね！｣

あ｢うん！｣


当日

あ｢お邪魔しまーす！｣

虫母｢はーい、Aちゃん久し振りね！｣

あ｢お久し振りです！｣

虫母｢いつも太紀のお世話してくれてありがとね｣

あ｢いえいえ笑｣

虫母｢迷惑かけてない？｣

虫｢もういいってー。時間ないから｣

ざわくんに急かされたから早めに浴衣を着た。

虫｢着れたー？｣

あと帯だけだから入っていいって言ったのに終わってから見たいって。

この浴衣はざわくんが選んだ浴衣で絶対似合う！って買ってくれた。

あ｢着れたよー｣

虫｢失礼します…うわ｣

あ｢似合わんかった…？｣

想定外の反応だったからちょっと悲しくなった。

虫｢いや、可愛くてつい｣

あ｢なーんだ笑でもそれは言いすぎ。ざわくんも似合っとるね｣

虫｢ありがと｣

屋台回ってるときはいろんなもの食べていろんな話して笑って楽しかった！

まぁ帰ってるときにゆめに見つかってみんなが集まったんだけどいい夏の思い出が出来た！

パーリー→←やっぱりみんなで！

ラッキーメンバー

りょう

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