人気作者と炎上商法【占ツク】 (ページ11)

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抗争と"煽り" ページ11

－－A美さんは、「賛否両論」に慣れきった人物だ。

彼女は元からハッキリと何でも言う人柄ゆえに、今までも作品内で沢山の発言をしてきた。

それは自分が人気を意識していることや、積極的に人気を欲する態度を見せてはいけない暗黙の風潮に対する異論だったり。或いは「この作品思ってたより人気出なかった」みたいな率直な感想だったり。

そしてその度、それは勿論批判もされた。批判もされる一方で、こんなハッキリと言い切れる人間はそうそういないだろうと、別の尊敬も集めていた。

故に彼女が論争の種になりがちな人物であることを割り切って考えるファンも多いので、Z氏ほど擁護されることはない。

しかし、それらは時に人の神経を逆撫でする。

A美さんがボードで呟いた言葉は瞬く間に拡散され、多くのユーザーを驚愕させた。

『いやあんたもZ氏煽ったには違いないだろと声を大にして言いたい』

『ここまでくると神経疑われても仕方ないような……』

『騒動気にしないわたしカッケー的な？笑』

こうして、新たな理由でのA美さんへの非難も飛び交い始めることとなる。

しかしこの問題発言の後も何食わぬ顔で作品を書き続けるA美さん。その度その作品でいちいち批判を浴びながらも、読者から返ってくる擁護は「騒動はこの作品には関係ないと思うので他所でやってください」。

『A美さんの信者は攻撃的じゃないからいいと思ってるの？何にも言わないのファンとしてどうなの？A美さん調子乗らせてるのはファンが何も言わないから』

『神経図太すぎ……こんなの認めて「いつものことですからｷﾘｯ」って、こっちの信者のがある意味害悪だよ』

そして、A美さんの占ツク専用の青鳥アカウント－－普段殆ど運用していないが－－では、久々に呟きがなされたかと思えば－－

『Z氏さんはブロックしておこう(*•̀ᴗ•́*)笑』

とまで言ってしまい、それは勿論この後大量拡散をされた。