case4:ウォヌ ページ6
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ヌナの表情が変わって、座ったままジッと見つめられた。
ふーん、男なんだ。そう言って胸ぐらを掴まれて引っ張られる。
必死で床に手を伸ばしたがそのままヌナを押し倒す形になってしまった。
それでもヌナは手を離してくれなくて、どんどん引き寄せられた。
目が合ったヌナはニヤッと笑ってキスをしてきた。
「ちょ、なに」
「男、なんでしょ」
あ、やばい、遊ばれてる。
少し拒んでみても、今度は首の後ろに手を回され何度も何度もキスをしてくる。
唇が離れた一瞬の隙を付いて、ヌナの口を手で覆った。
「遊ぶな」
「○×△☆#÷」
「もうやらない？」
上目遣いで首を上下に振るわれたから解放した。
さすがにこの状態もまずいと思い、
起き上がろうとしたらヌナの手が頬に伸びてきた。
今度は優しく触るだけだって。
本当に腹が立ってしまう。
「ヌナ、もう知らないよ」
「なにが」
「、、、」
「怒ったの？」
「、、、」
「わっ、ちょっと、」
抱きかかえてベッドのある方へ移動する。
ヌナをベッドに沈めて舌を入れて何度もキスした。
その流れのままシャツの中に手を入れた。
「ちょ、ウォヌ、がっつくな」
そんなことを言われて我に返った。
なに俺、こんなことやってんだろ。
「ごめん」
「ん、わたしもごめんね」
「俺ソファで寝る」
「ダメ、ここにいて」
訳が分からなくて頭が痛い。
本当に俺で遊ぶのはやめて欲しいのに。
「ヌナもう、、やめて」
「なんで？」
「なんでって、」
「はやく、布団入りなよ」
もう抵抗するのも考えるのも疲れた俺は、言われた通りに布団に入った。
ヌナはまた悪い顔してニヤニヤこちらを見てくる。
俺は仰向けになって目を瞑っているのに、抱きついてきたり、頬にキスしたり、もう本当に敵わない。
そしてこんな状況で眠れる程、俺は人間が出来上がってもいないのだ。
「ねぇウォヌ」
「なに」
「続きしよっか」
あーもうほんと、どうにでもなれ。
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続く (更新停止中)
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作者名：m | 作成日時：2020年4月4日 10時
