・ ページ5
あなたside
次の日
私は社長さんに言われた場所にきた。
社長「おはよう。」
『おはようございます。よろしくお願いします!』
社長「まず、雑誌の撮影。カメラマンに挨拶に行くぞ。」
『はい!分かりました!!』
それからカメラマンに挨拶をして、撮影が始まった。
カメラマン「Aちゃん!もっと笑顔ね!」
『は、はい!!』
思った以上に雑誌の撮影は疲れる。
笑ったり、動いたり、忙しい。
そろそろ少し休憩が欲しいなぁ。
『あ、あの社長さん。少し休憩したいのですが.......』
社長「は?まだまだ仕事は残ってるんだぞ。スタッフや沢山の人が待ってるんだ。休憩なんて取れるわけないだろ。」
『でも、私はそんなに体が丈夫じゃないので。』
社長「甘えたこと言っとるとこの世界置いてかれるぞ!分かったら撮影に戻れ!」
『は、はい。』
結局社長さんに言い負かされて、撮影に戻った。
でも、ふと体に違和感をおぼえた。
だからといって、社長さんにいうわけにもいかないし、我慢することにした。
しかし、その違和感は時間が経つと連れて酷くなっていった。
これは、やばいと思い近くにいたスタッフに声をかけようとした時、私の体は限界に達してしまった。
バタンっ!
スタッフ「Aさん?!大丈夫ですか!!」
薄れる意識の中でスタッフさんの声が聞こえた。
そのまま私は気を失った。
次に目を覚ますとベットの上だった。
隣には怖い顔をした社長さんがいた。
社長「目が覚めたか?」
『は、はい。』
社長「 たった数時間撮影しただけなのに倒れるなんて、どうなってるんだ?」
『すいません。私、小さい頃から体が弱く病弱なんで、普通の人の当たり前が出来ないんです。』
社長「こんなんじゃアイドルなんて無理だ。」
『え?!』
社長「俺はお前の歌とダンスに可能性を感じたが、病弱なんて話にならん!!悪いけど契約解除してくれ。」
『え?!そんな.......。』
そう言って社長さんはスタジオを出ていってしまった。
突然の事で頭がついて行かなかった。
昔から自分の体の弱さには何度も悩まされた。
何回も「こんなんじゃアイドルなんて無理。」とも思ったけどその度にたくさんの人が支えてくれた。
だから、私は絶対アイドルになりたかった。
なのに…。
私は荷物をまとめて家に帰ろうと準備をして、周りのスタッフさんに挨拶をして薄暗い空の下歩き出した。
久しぶりの投稿で、すいません。
また少しづつ書きますのでお願いします
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みららちゃん | 作成日時:2019年9月14日 17時