あなたに会えて...。 (ページ15)

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Aside

重岡さんと小瀧さんに言われた通りにすると、中間さんが、スタジオを出ていってしまった。

赤「アカン、マジで落ち込んでもうた！」

桃「やってもうたわ(笑)」

橙「どういう事や？」

重岡さんと小瀧さんが理由を話すと、桐山さんが苦笑いした。

橙「そりゃーあかんわ(笑)」

緑「二人とも謝らなアカンで。」

紫「淳太ショックやろうな･･･。」

『私も悪いんです。お二人の話に乗ったのでこうなってしまったんです。』

私は頭を下げた。

青「大丈夫や、淳太ならこんなんどうてことないって」

橙「でも、俺らが行くよりAちゃんが行ってあげた方が淳太くん喜ぶだろうな。」

緑「悪いけど、2人の代わりに淳太くんのところに行ってやって。」

『え？でも、どこに行けばいいんですか？』

橙「きっと休憩室に居るよ。」

2人「お願いしますm(_ _)m」

『分かりました。』

自分のせいでもあるから、行くことにした。
少し歩くと椅子に座った中間さんが見えた。

『あの、大丈夫ですか？』

私が声を掛けると驚いた顔をした。

『私のせいで気分悪くしてしまいましたか？』

黄「いや、大丈夫やで。」

『ごめんなさい』

黄「謝らんでええって。」

中間さんは優しく言ってくれた。
でも、私の謎は深まるばかり。
だから素直に聞くことにした。

『1つ教えてください。』

黄「？」

『中間さんは、どうして私が桐山さんに好みを聞いた時あんな顔をしていたんですか？』

黄「そ、それは･･･」

明らかに困っている姿を見て私は重岡さんと小瀧さんが話してくれたことを話した。
そして、きっと勘違いしてしまっているから誤解を解いた。

少し安心した顔をしている中間さんを見ているとさらに、気持ちが膨れ上がる。
そして、涙が溢れてきた。

『教えてください、何を隠しているんですか？』

込み上げる思いをぶつける様に言葉を放つ。
その瞬間ふわっといい香りが広がり暖かい腕が私を包んだ。

『！！』

黄「ゴメンな、俺がすぐ伝えてやればよかったんや。」

『中間さん？』

黄「Aちゃん、俺はAちゃんの事が好きになってもうた。」

『え？え？』

黄「Aちゃん俺と付き合ってくれませんか？」

頭が真っ白になっている。
今日会ったばっかりなのに、告白されるなんて･･･。

でも、不思議と答えは決まっていた。

中間さんの優しさや大人の雰囲気の虜になっている。
だから、答えはすぐ言える。

『こちらこそ、お願いします！』